ベルーフ 京成杯 勝ってくれました。

ご無沙汰しております(日記としては二年ぶり以上の投稿になります)。
日記の復活というわけではないのですが、ベルーフ京成杯を勝ってくれてあまりにも嬉しいので我慢できずに……今後も同じようなことがあったりした場合は更新するかもしれません。また旅行記は気が向いたらアップする予定です。

さて、オルフェーヴルが引退してからの1年、エクスペディションやハドソンヤード、スカイディグニティが重賞に出走してくれたり、北海道にお邪魔したりと、楽しく一口は継続していたのですが、やはりどこかぽっかりと心に穴の空いたような気分は否めず、もう本当に潮時だろうなぁと何度も思うことがありました。
(かなり前から引退を覚悟していただけに、ハーツクライが突然引退したときのようなどうしようもない気分とはまた違いましたが)

今でもそろそろ一口をやめるべき時かなとも思うのですが、ここにきて我が家もびっくりのベルーフ京成杯勝ち。
とても幼い馬で、先々楽しみにと思っていただけに本当に嬉しい喜びです。

写真は、1歳時のものです。



当歳時に白老Fにお邪魔したときは、この世代の目玉はオルフェーヴルの弟、オリエンタルアートの2012(のちのアッシュゴールド)ということで、牧場の方のご厚意でじっくりと見学させて頂きました(どれだけ素晴らしい馬だったかというのは過去の日記をご参照下さい)。
と言っても募集価格、人気諸々踏まえると、とても我が家にお呼びのかかる状況ではなく、この年度産の我が家の出資馬は、白老で見たもう1頭の気になる馬になりました。

その馬は、見学時にはすでに放牧中になっていたので出して頂いてはないのですが、放牧地で目の前をもの凄いスピードで駆けていきました。
それが今のベルーフ、当時のレクレドールの2012でした。
出資した理由は、その時のパワフルに駆けていった姿が気になっていたのと、もちろんステイゴールの近親、レクレドールが好きだったという部分も大きかったと思います。

体力のある馬で、順調に調教を重ねられ、まさかの2歳に秋デビュー。
距離を持たせるのは難しい気性だったと思いますが、厩舎とジョッキーのおかげで2000mの路線で勝たせてもらえました。

すぐにクラシック! となるところですが、我が家の見立ては慎重でした。だからこそ3歳1月時点での3勝、重賞制覇は本当に驚きで、一戦ごとに間違いなく力を付けている馬の力も、池江厩舎の力も本当に大したものだと思います。

いつもいうことですが、毎年素質のありそうな馬はたくさんでてきますが、その中から古馬の一線級で活躍できるのはごくわずか。本当の勝負は古馬になってから。
無事に段階を踏んで、どうか古馬でも活躍できる馬になって欲しいというのが我が家のいつもの願い。

ただ、幼い気性をなんとかものにしようと努力して下さる池江厩舎と川田騎手のおかげで、無事ならクラシックに挑戦できる立場に立てそうです(当初は思ってもいなかったことですが)。
今日は中山競馬場の17番という大外枠から、外を回って厳しい競馬をしたと思います。
しばらくゆっくりして、どうか無事に、せっかく陣営の努力で得た権利ですから、どうか無事に本番へ駒を進めて無事に走り終えて欲しいと思います。

大事なのはトライアルではなく、本番でいかに良い状態、良い状況で出走がかなうかということ。
池江先生は本当にクレバーな方ですから、次走ではなく本番で最善の状況になるように考えて下さると思います。

ただし、奥手の血統に加えて、本当にオルフェーヴルとなぞらえられるくらい気性の幼い馬ですので(テレビで見るよりずっと凄まじいです)、まず無事に競馬を終える、競馬を覚えていくというのが最大の課題になるかと思います。

またこういう幼い気性の馬と出会えたというのは、心配でもあり楽しみでもありますが、やっぱり心配の方が大きいです。
だからこそ、無事に。
先の先を楽しみにするくらいの気持ちで見守っていきたいと思います。