出資馬1 ラフィナール

先週の土曜日、新潟赤倉特別で勝ってくれました。
今後を考えれば芝の2000で勝てたのは大きいです。

ラフィナールはシャープキックの二番仔。
募集金額は3200万円と、血統から考えれば高額でした。

この馬に出資した理由はただ一つ。当時の出資馬エローグの近親だったからです。
エローグ(父メジロマックイーン)の全姉「シャープキック(当然、父メジロマックイーン)」がラフィナールの母にあたります。

この血統は、気性に危うい面はあるのですが、エローグもシャープキックも古馬になってから見事に本格化した馬でした。
大レースを狙うということを第一に考えた場合は手を出しにくい血統なのですが、一口向けの? 非常に成長力のある母系で、エローグも一口を楽しむ上では一番良い成長過程をたどってくれました。
ただし、それはエローグの募集価格1800万円であったからこそ言えることなのですが、シャープキックの04(ラフィナール)はその倍近い価格で、しかもその時点での母の繁殖実績はゼロですから、かなり割高であったと言えます。

よく、「趣味で一口やるのだから高い安いは関係ない。楽しめればいい」という方がおられますが、私はそうは思いません。長く楽しんでいく上では、毎年の負担額が大きく影響します。それぞれの期待度に見合った適正な価格という前提がないと、しんどい部分が多い趣味です(その兼ね合いで言えば、最近は高くなりすぎました)。
そういう意味では、今でも、よくシャープキックの04に出資したなぁと思います。

このあと、準オープン以上は、かなり厳しいと思います。また、昨今の番組編成の問題もあって、番組を選ぶこと自体かなり難しいでしょう。
ただ、エローグは本当に強くなっていったのは6歳になってからですから、ラフィナールもこの先無事であれば、まだ伸びていく可能性もなきにしもあらずですので、最後までエローグの近親ということに期待して楽しみにしたいと思います。

今後どれだけ走るかは別にしても、ここまでデビューから3年間。走ったり走らなかったりを繰り返しながら、着実に成長してくれました。
古馬になって準オープンあたりまで上がってくれればと思って出資した馬ですが、募集時の理想通りに走ってくれる馬は10頭に1頭。そういう意味では、本当に良く走ってくれています。