ハーツクライ 2010年 種付け頭数

211頭に増えました(画像はハーツクライの1歳夏、社台ファームにて)。
というか、これまで本当に(種付け料に対して)少なかったですから、飛び上がるほど嬉しいです。
少しでも多くハーツクライの仔たちが走ってくれる、それが一番です。
初年度産駒が活躍する前の頭数大幅増ですから、やはり値段設定の問題が大きかったのしょう。
今走ってる2歳を見ても、2頭を除いてそんなに上級の繁殖というわけではありません。それでもこれだけ勝つのですから、頭数そのものが増えるということは大変ありがたいことです。

※以下は、あくまでもご参考までに。(すべて<種付け料に比較して>という前提でお受け取り下さい)
何度か書いてますが、初年度は、強気の種付け料とは相反する扱いでかなり苦しい状況でした。翌年からその扱い通りに種付け料が低下しました。産駒が走る前に、種付け料が半減近い300万円まで低下ですから、サンデー系の新種牡馬としては(悪い意味で)異例の扱いです。

当然のことですが、ディープと同期の新種牡馬で、前納500万の高額種付け料という悪条件では、社台グループ以外からはほとんど種付けがありませんでした。また、社台グループで付けてくれた牝馬たちも「ある条件(良い意味ではない)」に当てはまる繁殖がほとんどでした(もちろん例外もあります)。結果、高額・鳴り物入りでスタリオン入りした新種牡馬であるにもかかわらず、その種付け料に見合う質と量には恵まれませんでした(詳しくはまた次回書きたいと思います)。
にもかかわらず、そのわずかな社台グループ以外の種付けから次々に勝ち上がりが出ています。付けて下さった生産者の方々の恩に報いるという意味でも、これほど嬉しいことはありません。
早い時期に大活躍とはいかないかもしれませんが、父のように息が長く古馬まで走ってくれる馬がたくさん出ることを願っています。
どの馬も無事に長く走って欲しいと思います。