枠順について

気を取り直して。
今回はスタートしてすぐにカーブと下り、3000mを乗り切るためにも、他のレース以上に枠が大切でした。折り合いに不安がある馬が3000mに挑戦するだけに、枠の助けとまでは言いませんが、枠を利して立ち回れるかは重要。しかし、7枠14番。
番号だけでなく、並び順も良くありません。皐月賞の時は外でも並び順には助けれそう書きましたが、今回は並びも厳しい。オルフェーヴルの外に2頭の先行馬が入りましたが、例えばそれがこの馬の内側ならまだ並びで救われる可能性もありました。でも、その逆。すぐ内の何頭かは同脚質がズラリ。
「行き切るか」あるいは「バラけた後方まで下げれば」外枠でもダメージは少なくできますが、今回そんな競馬を試みるわけがないでしょう。これで、ロスなくどころか、馬群の中に入れたり前に壁を作って折り合うのも難しくなり、一番懸念していたことが現実となりました。でも、決まったものは仕方ありません。馬と池添ジョッキーを信じるしかありません。
ただ、信じても、どうしようもなかったのが、先週のホエールキャプチャの競馬。枠を乗り越えられる場合もありますが、どうすることも出来ない場合もあります。秋華賞は、あの枠では、どれだけ努力してもあれ以上の競馬は不可能。今回はさらに厳しい14番。最初のコーナーまでは10秒ちょっと。
まあ、ダービーで良い枠もらったんだからそれで良しとせねば。
ただでさえ難しい舞台、ポジションより折り合いを最優先しなければならない馬だけに、きついことになりました。何をおいてもとにかく折り合い優先。自分で選択できる要素は限りなく少なくなり、ゲートが開いてからの運によるところが大きくなった、そういう枠順だと思います。でも、枠だけで決まるわけではありません。
厩舎、ジョッキーが一体となってここまで持ってきてくれたわけですから、その強みを活かして3000mを乗り切って欲しいと思います。

馬体重は現時点で+10キロのようで、本番でも前走と変わらないかプラスでの出走になるかもしれませんが、昨日の追い切りは本当に素晴らしい動き。状態面は文句なしでしょう。あとはどうかそれを維持して無事に本番を迎えて欲しいと思います。