オルフェーヴル 菊花賞まであと2日

まだ二日前だというのに朝刊を買いまくり……2紙が
「オルフェ 試練の14」
「3冠試練 オルフェ 14」
という見出しでした。試練なんて大げさと思われるかもしれませんが、この淀の3000m、オルフェーヴルの気性、14番枠は本当に試練だと思います。
木曜夜のGCで池江師が「最初のコーナーまでにある程度、前の良い位置を取りたい」とおっしゃっていましたが、おそらくこれは枠順確定前の収録でしょう。7枠14番からでは、この青写真は難しくなったと言わざるをえません。
でも、決まったものはしかたありませんので、少しの運が向いてくれることを願うしかありません。


個人的には、「いかに道中折り合って、内で脚を溜めれるか」だと思います(もちろん良い位置取りにこしたことはありません)。
今でも思い出す7年前の菊花賞ハーツクライは、後方4〜5番手から、道中ずっと外外を回ってきて、最後も大外。全く脚を溜める場面がありませんでした(控えたこと=溜める、になりませんでした)。
勝ったのは外から果敢に先行したデルタブルースでしたが、2着と3着には道中ハーツクライと近い位置にいた、ホオキパウェーヴとオペラシチー。ただし、位置取りはハーツクライと同じでも、この2頭は道中「インで脚を溜める」ことが出来ていました。そして、最後も大外ではなく、中程をついて馬場の真ん中を伸びてきました。
この淀の3000m。はたから見ている以上に難しい舞台だと思います。


その淀の3000mを乗り切るために、この馬の最大の課題が「折り合い」なのは、言うまでもありません。折り合えなければ3000mを乗り切りようがありません。
もう一つ望むなら。
普段なら最後の4コーナーは、絶対にインから中をついて欲しいところですが、今回は3冠ということで、池添Jも最後は安全に外を回らざるをえないでしょう。3冠よりも菊の舞台に挑戦する競馬の方が勝機があるとも思いますが、3冠を意識するなといっても無理な話です。最後は安全策になるでしょう。
となると、焦点は、4コーナーで外に行ってたとしてもあまりロスしないで済む展開になるかどうか。
もう一つは、最後に少し外目を回っても余力が残っているかどうか、つまり道中で十分に脚を溜められる場面があるかどうか。
このどちらかが叶うかどうか。それはもうレースの流れ・各馬の動き次第だと思います。これはゲートが開いてみないとわかりません。
今はとにかく無事に当日を迎えてくれることを願います。