オルフェーヴル 調教再審査 Eコース(ダートコース)の影響

今日の日刊の朝刊に載っていました。
「先週まではいろんなところにガタがきてた」
うーん、やはり……と思います。
これまでにも何度か懸念して書いていましたが、ダートコースでの調整で負担がかかったのでしょう。
また、いつもと少し違ってゆっくりめで調整されていることも指摘してきましたが、坂路でも手控えられていたのは、その「ガタ」を考慮してのものだったのでしょう(前走のあの競馬の影響もあるのかはわかりませんが)。

追い切り自体に関しては、素人目には、悪くないように思います。ただ、一番良いときの伸びと弾みがあるかといえば、少し脚が上がってないかなという感じもするし、歩幅も絶好時よりは短かめに思えます。逆に力強さは感じはします。もちろん一週前にこれだけやれているわけですから問題ないと思いますが。
とにかく無事こそ全て。

次ぎ次ぎと場面が移り変わってゆくテレビやゲームの世界を基準にすると「何でもないように見える」ことや「当たり前のように思える」ことでも、生身の馬とそれを取り巻く関係者にとっては大変なこと。

一口は、制度的には本当に馬鹿にされた制度だと思いますが、それでも一口をやってて良かったなぁと思うのは、一頭の競走馬をレースに送り出すのに、厩舎・牧場・関係者がどれほど大変な苦労をしてるかということへの実感・共感。
もちろん自分自身が大変な苦労をするのとは違いますので本当に「実感」出来るかというとそれは違うでしょうが、少なくとも日々同じ懸念・問題を共有しながら、心配したり喜んだりしながら、一つのレースに臨むのは確かです。その点で、一口を経験して良かったなぁと思います。
とくに今回のような大注目を集める中での、三冠馬の調教再審査、馬も関係者も本当に大変だったと思います。
「ガタがきていた」と、無事に調教再審査と一週前追い切りを終えられた今だからこそ軽く語られる師の言葉に、どれだけの苦労があったかがあらわれています。
(一瞬で次の場面に流れていくテレビやゲームの世界なら何でも簡単に考えれば済むのでしょうが)


これだけの馬になって一戦必勝という意気込みもわかりますが、何よりもまず無事にレースを迎えて無事に走り終えて欲しい。
今はそれだけを願っています。