オルフェーヴル 8枠18番 競馬新聞を読んで?

どう見ても大外だから、新聞作らなくていいよと言ったのに、子供が作ってくれました。

もう仕方ないと切り替えてますが、どうシミュレートしても、やっぱり苦しい。
ただでさえこの馬にとって一番過酷な3200m。上手く折り合い付けないととても乗り切れないレースなのに、前走のあの制御不能状態。逸走だけでなく、大外枠で全く内に入れる機会がなく、壁を作れずに操縦が効かなくなってしまったところが問題でした。
そして、その後遺症がジョッキーに残っている現状で、大外でなくても乗り方が非常に限られていたところに、まさかまさかの連続大外枠。
「ただの大外枠」ではなく(ただの大外枠でも最悪だけど)、悪い条件が何重にも重なってしまっている大外枠でしょう。


こうなると心配なのは、着順よりも、極端な競馬になること。
たぶん池添ジョッキーは公言していた通り、ゲートで遅らせてでも後ろに下げる作戦でしょう。
ただし、その目的は「前に馬を置くこと」だったはず。
新聞を読んだ? おかげで、少しですが気がついたことがあります。
並び順からは、もしオルフェーヴルがスタートを出たとしても、前走とは違い、前に5〜6頭は馬がいそうな並び順です。
ゴールデンハインドとケイアイドウソウジンの逃げ馬二頭以外にも、幸いにして8枠、真横の2頭も控えはしないでしょう。7枠のフェイトフルウォーもある程度前に付けると思われます。前に行く馬に外枠の馬が多い並びになっただけに、その後ろにさっと付けられれば、それほど無理をしなくとも「前に馬を置く」という目標は達成できそう。そして菊花賞より最初の直線部分が200m長いだけに、その間にポケットに入れられる可能性もそれなりにありそう。
でもたぶん、前走のことを懸念して池添Jは下げるでしょうね。ただし、この並び、下げた方が馬の外外になる可能性があります。最後方まで下げたら当然内には入れますが、そこまで極端な競馬したら逆に上がっていくときに、かなりの負担が馬にかかるでしょう。
加えて、月曜日に懸念していた外を上がっていくのに厳しい京都競馬場の馬場状態。
それでも最後の脚があるから大丈夫? そうでしょうか? 少なくとも相当無理な脚を使わないとならないでしょう。

これは着順のことを心配しているのではありません。
「ずっと後方で外外を回る」「最後も最後方付近から大外をロスしながら上がってくる」
この二つが揃うとやはりきつい、負担の残る競馬になってしまいます。
根性のある馬ですのでそれでも食らいつこうとするかもしれませんが、前走は信じられないくらい無茶な競馬でした。中間疲れが出た中、2戦続けての3000mを超えるレースで、この大外枠になったことにより、また無理な競馬になる確率がかなり高くなったことを心配しています。
極端なことをしなくても上手く前に壁を作れればベストだし、それが叶いそうな並びではあるのですが……やはり前走の怖さから極端に下げる選択になると思います。
とにかく折り合い優先は重々承知しています。その上で、どうか上の二つが二つとも揃うことのないような、出来るだけ無理な負担の掛からない競馬をして欲しいと思います。