オルフェーヴル 栗東 池江厩舎に帰厩

いつもなら、早めに戻してもらえて良かったと大喜びするところなのですが、今回ばかりは手放しでは喜べません(もちろん余裕を持って入厩させてもらえることは嬉しいのですが)。
池江師の「悪くはなっていない」「まず栗東に入れて」という新聞コメントに実情が表れていると思います。この後、どの程度戻るのか、在厩で手探りで進めていかれるのだと思います。
休養中のクラブのコメントは、いつも良いことを書く傾向にあるのですが、今回は良くない情報を伝えてくれていました。写真を見ても、体重こそ戻したものの、全体にメリハリがなく天皇賞での印象のままに感じられ、少し時間がかかりそうに見えます(もちろん写真一枚で全てがわかるわけではありません)。デビュー以来この状態で入厩するのは初めてでしょう。でも、故障はしてないし、最悪の時を基準にすれば悪くはなっていない。だからこその入厩。

問題は、これから。
どこまで戻せるか。
そして、これから向かう先は春先の前哨戦ではなく、暑い時期の本番宝塚記念
普通に考えればかなり難しいところでしょうが、何と言っても優秀な厩舎ですからね。調教だけでなくも調整も。あの手この手で態勢を整えると思います。
個人的には、もう頑張りすぎるほど頑張ってくれてますし、無理して走るべき馬ではないと思ってますので、ほんの少しの無理でも避けて欲しいところですが、そこは勝負の世界。先生が出すと決めたのなら、懸命に仕上げられるでしょう。
直前の追い切りも、きっと良い時計を出して宝塚記念に出走してくると思います。
とにかく無事にと願います。