オルフェーヴル 凱旋門賞

「たぶん行くことになるだろう」という話のまま二週間が経過。おそらく凱旋門賞に行くだろうという仮定の話ですが、スケジュール的に簡単ではなさそう。

10月 7日 凱旋門賞
 9月16日 フォア賞

凱旋門賞は10月第一週の日曜日。2012年の10月は、1日が月曜日のため、凱旋門賞は7日。つまり一番早いケースと比較すれば約一週間遅い開催。
同時にフォア賞も、一番遅い日程で9月16日(違ってるかも?)。

これまでの日本からの遠征馬は、三パターン。
まずは、エルコンドルパサーのじっくりと腰を据えてという方針。もちろん、これが一番本気で狙う態勢でしょう。今回これはありません。

国内から、凱旋門賞に向かう場合、前哨戦を使うか、直行か。
フォア賞を使う場合は、だいたいお盆前の日本出国。ただ今年は少し遅い分、8月末でも間に合うことになります。完全に日本で仕上げていくのであれば、8月末か9月に入って出国→フォア賞でも間に合うかもしれません。
ただ、現地で長期間慣れさせたいという方針であれば、やはり1ヶ月前、お盆前後の出国になるでしょう。

もう一つのパターンは、前哨戦を使わず凱旋門賞直行。アウェイの最高峰に挑戦するわけですから、人馬とも万全の準備が必要で、とくにこのレースの場合、そのためにはステップレースを使うことがかなり大きなウェイトを占めているでしょうから、直行だとただでさえ厳しいのが限りなく厳しい状況になるように思います……。本番からの間隔、人馬ともにコース未経験、欧州の超一流馬が大目標に獲りに来る最高のレース、ぶっつけで勝負になるほど甘くはないのは、これまでの歴史が証明する通り。
ただ、ここまで何のアナウンスもないということは直行かもしれませんね……前述のようにフォア賞を使うとなると去年は8月10日頃に国内出国でしたから、7月末には入厩してある程度仕上がっている段階でないと難しいでしょう。先週のクラブの情報では、「コースではなく、しばらく角馬場で体をほぐしたい」ということですから、とてもすぐに入厩するような状況ではありません。


というわけで、宝塚を使った以上、無理は出来ないのは当然で、そんな中、お盆付近に日本出国となると、あと一ヶ月ほど。ほとんどリラックスする期間も体を緩ませる期間も取れません。そういう状況からは、直行の可能性が高いのでしょうね(個人的には、フォア賞の2週前出国になっても前哨戦は使って欲しいと思いますが)。
どっちにせよ宝塚を走った以上、そんなに簡単ではないと思います。条件的には「直行」というだけで、万全の準備とはいえなくなってしまうでしょう。直行だけは避けてあげて欲しい……去年からずっと願っていたことですが、やはりオルフェーヴルの体調が最優先だと思います。宝塚記念の後の状況を考えて直行ということになるのなら、それはそれで仕方ありません。
こんなこと書いて、今週、秋は国内に専念しますとなったらどうしましょう……すでに準備しまくってますが。どうなるでしょう??
(もちろん、オルフェーヴルの状態最優先ですので、国内になったらそれはそれで構いません)