オルフェーヴル 凱旋門賞に向けて ―― 国内最終追い切り

19日 坂路 54.4 -38.8 -25.4 -12.8 馬なり
23日 坂路 54.6 -39.7 -26.5 -13.4 馬なり

日曜日の軽めよりもさらに遅い時計。3F39.7ですから、オルフェーヴルにとっては追い切りというより軽く登ってきたという程度でしょうか。もちろんタイムが全てではありませんが、この国内最終追い切りにはこれまで以上に注目していました。


前々から書いている通り、これまでの凱旋門賞挑戦組より出国を遅らせたギリギリのスケジュール(宝塚記念を使った以上、その激走と春一連の経緯からすれば仕方のないスケジュールでしょう)。そして出国の一週前の入厩。
であるだけに、唯一の機会である今週の最終追い切りで、どれだけしっかり追えるかが一つのポイントだと思っていました。向こうでどれだけ満足に進められるか分からないだけだけに、入厩はギリギリであっても、一本は慣れた栗東でしっかりと追い切られて欲しいと思っていました。帰厩時に師が、最終追い切りは52秒くらいでと言われてましたので、それくらいやれる状態であれば大丈夫だと喜んでいました。
ですが、こなせませんでした(あるいは、こなさなかった)。

多く述べることは避けますが、感想は「ウーーン」です。
輸送の前日だし、きついところを追ってテンションが上がってしまってはという意図かもしれません。あるいは、先週の日曜が少し速すぎたのが影響を考慮してのものか。いずれにしてもたった一週間で体もずいぶんと減ったようですし、渡仏する前から思惑通りとは言い難い状況。
でも、よく考えれば、たったの一週間で、
先週の入厩→検疫厩舎へ移動→日曜の初時計→木曜の国内最終追い切り→金曜の成田への移動→土曜にいよいよ出国 ―― 一週間でこれだけこなさないといけないわけですから、色々予定通りにいかないことが出てくるのは当然です。
国内にいる間はせめて予定通りにと願ってきましたが、やはりこのスケジュールと環境の変化はそんなに甘くはないのでしょう。向こうに行ってからも見えない部分で大変なことだらけ、思うようにいかないことだらけだと思いますが、もうスタートを切ったわけですし、後は運も含めて「良い方に」進んでくれるように願うしかありません。

いよいよ、明日成田に移動、明後日渡仏、どうか無事にこなしてくれますように。そして出来れば、あまり体が減りませんように。