オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 準備〜渡仏編 その4

準備〜渡仏編その1 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121104/1352032460
準備〜渡仏編その2 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121105/1352117496
準備〜渡仏編その3 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121106/1352204233


8月25日、オルフェーヴルが渡仏。長旅でしたが無事にシャンティに到着。その後の経緯はご存じの通り。環境の変化、異国での調教、はたから見るほど簡単ではなかったでしょうが、細心の計画を立てて下さった池江師と、森澤助手初め素晴らしいスタッフのお陰で無事に計画をこなせました。宝塚記念から渡仏までの間隔、入厩後の詰まったスケジュール、フランス到着からフォワ賞までの日数、すべてギリギリで何か一つでもアクシデントがあれば順調に使えないとことろでしたが、見事にスケジュールをこなしてくれました。
そして、フォワ賞。勝ったことよりも、願い続けていたように、ここを使うことによって本番を最高の状態で迎えるためのステップにしてもらえました。実際に、オルフェーヴルはここを叩くことによって、中2週と間隔が詰まる本番で非常に良い状態に仕上がりました。これも、ステップレースをあくまでもステップレースとして使ってもらえたおかげだと思います。
その他、フォワ賞のことに関しては、つい先日まで書きまくっていた気がしますので省略します。

いよいよ凱旋門賞。様々なことがありましたがその辺も省略して、我が家の渡仏前日まで話を進めます。


先日書いた飛行機の子連れに最適の席ですが、7月の購入時点では埋まってしまっていました。
しかし出国前日のインターネットチェックインの際、確認してみると、抑えられていた席が解放されているではありませんか。これはラッキー! と即座席変更。
おかげでとても楽に往路を過ごせました。こんなこともあるのですね。


いよいよ出国直前。
以前にも旅行前日になって子供が熱を出したことが何度かありました。
飛行機の搭乗直前まで迷いに迷って北海道行き、そんなこともありました。
だけど今回は、言葉も通じないフランス。
私は「ボンジュール」「ぼんそわ」「おう゛ぁ」「ジュヌセパ」……。これくらいしかフランス語を知りません。何年も第二外国語で仏語を選択していたにもかかわらず(笑)
言葉もろくに通じないのに現地で病気にでもなったら大変。だから、渡仏前はとにかく健康管理。神経質すぎるくらい健康管理。どれだけ気を付けても思うようにはいかないのが健康ですが、今回だけはなんとしても! ということで、うがい作戦。それが功を奏したのか分かりませんが、何とか出国の前日まで無事に過ごすことができました。
しかし、やはり渡仏前夜は眠れません。
いよいよあと4日でオルフェーヴル凱旋門賞ということで7割? 明日、なんとか無事にあちらへ着かねばという緊張で3割? なかかな寝付けない夜でした。


お天気にも恵まれた出国当日。
ここまでは、オルフェーヴルのこと、凱旋門賞、子供を無事に連れて行かなければならないこと、大きな緊張とともに過ごした一週間でしたが、機内に乗り込んでしまえばあとはなるようにしかなりません。
たぶん、日本で凱旋門賞を観戦するということであったなら、レース前までの緊張は日本で過ごしていた方がずっと大きかったと思います。何といっても凱旋門賞。これまでのG1とは違います。もう頭の中がパンクするような想いで過ごすことになったと思います。
しかし、チビもつれて現地へ行くということは、他にも気を遣わなければならないことが山ほどあるわけで、はっきりって凱旋門賞のことで頭がパンクするような状態ではやっていけません。だから、凱旋門賞の週に現地へ行った分、落ち着いて凱旋門賞発走までの時間を過ごせたと思います。
(もちろん、レースの瞬間、その「一瞬」は最高に現地感覚の緊張が待っていたわけですが。でも二度目ということもあったのでしょうか、アスコットのような極限の状態ではありませんでした)

機内ではお約束の? 機内食(我が家はエコノミークラスの機内食を旨い旨いと言って頂きます。何故か好き。ただ、チャイルドミールはモロ冷凍食品…)。

ちなみに、帰りは追加料金で食事を良いものに選択可能ということでやってみたのですが……私は普通のエコノミーの機内食で旨い旨いという人間なので(そのくせ祝勝会の料理は文句言ってるけど)、次はいらないかな。


子供はなんとか寝かしつけ。でも12時間半ですからね。エールフランス早めに乗り込ませるので実際にはそれ以上。何度も起きては、本を見せたり、座席に付いてるゲームをさせたりで誤魔かしゴマカシ。


大人は文庫本さえあれば機嫌良く過ごせます。同じことばかりでは飽きるので、自分で作った出走表をもとにオルフェーヴル凱旋門賞のことを考えるのと、文庫文を読むのと交互(笑)

座席も思ったほど狭くなく、かなり快適。なんとか子供も持ちこたえてくれ、それなりに疲れながらも無事にパリへ到着。


シャルルドゴール国際空港は複雑で、入国審査も何レーンかありややこしかったです。適当なところで審査を受けたものの、「あれ? 乗り継ぎのレーンで審査受けてしまったかな?」と思い、戻ろうとして係員に怒られました(そりゃそうですよね。もう入国したわけですから)。それでも適当に進んだらあっていたようで、無事に荷物のターンテーブルまでたどり着けました。
ついでだから1万円を両替。事前に日本で両替していたレートの方がずっと良かったです。それが一般的かはわかりませんが、ユーロはたぶん日本のレートの良いところで両替しておくのが一番のように思いました。


到着。朝は大雨だったようですが、良い天候。寒くもなく、気持ちの良いパリの到着でした。



ホテルへ。すぐに買いだし。近くにモノプリがあり、品揃えも良かったので結構色々と買ってしまいました。


あ〜疲れた。今、思い出しても疲れます。そりゃすでに日本時間の深夜ですものね。チビもよく頑張りました(笑)

長かったですが、渡仏編はこれで終了。
観光編、凱旋門賞観戦と続いて、全てを終了する(予定)です。