オルフェーヴル 京王杯 10着

競馬ですので色んなことがあるでしょうが、酷い競馬でした。前走から進展がないというより、大幅に悪化。
相変わらずのゲート不安、出遅れというか出負け、最後方から、行きたがって口を割る、押さえ込んで下げる、4角後方、外を回す、真っ直ぐ走れない、内に切れ込んでまともに追えない……
新馬戦以上に酷い直線でしたが、もし真っ直ぐ走っても全然届いてないでしょう。それまでが悪すぎます。
その上で、あの位置から、あれだけちぐはぐな競馬で上がり33.8ですからね。どうしようもありません。

せっかく1400mを選んだわけだから、もう少し気分良く行かせてあげて4コーナーで前を射程圏に入れるくらいのレースをすればいいのにと思いましたが、池添騎手のコメントによるとスタート後から真っ直ぐに走らず矯正しようとして反抗されたとのこと。操縦するのに必死だったのはよく分かりますが。それでもこれで3度目にしては、下手な競馬だったと思います。

新馬戦だけでは能力の判断できませんが、芙蓉Sのレースぶりからも能力があるのは確かでしょう。ただ、その能力を出し切れなければ何の意味もありません。
さて、すぐに能力が出せるようになるでしょうか? 分かりませんが、すぐには難しいと思います。気性も癖もそんなにすぐには改善しません。もともとクラシックをと思っていた馬ではないので、少しずつ経験を積んで、古馬になって常識にかかってくれればと思います。

直線追えないのは大問題ですが、それだけでなく、「スタートから道中も」ですから……厳しいでしょうね。