オルフェーヴル 皐月賞 勝ちました!

嬉しい!
今日は、東京に行けず。ハーツクライ有馬記念と同じく京都競馬場のターフビジョンで観戦。
いつも見に行っているのに、東京も何度も遠征してるのに、G1も遠征してるのに、何故か? 見に行くことができずに京都で見るハメになった時に限ってこうなります。
でも嬉しい。現地に行けなかったけど、もうどこにいるのかさえわからないほど叫びまくっていました。
府中開催と月曜から願っていた人気落ち。これが大きくプラスしました。枠も外でしたが、オルフェーヴルの内数頭がすぐに前に行ってくれる馬なのも幸いしました。
でも本当のファインプレイは池江師と池添ジョッキー。どれだけ抜けた脚があろうと、それを使いこなせなければ意味がありません。またロスばかりしていてもその脚は使えません。


素質を見抜いて、辛抱を重ね、これまで納得できる使い方をしてくれた池江師。
この中間も苦労されたと思います。攻めたくなるところですが辛抱して馬体を戻すことを優先。マイナス4にとどめてくれました。これがギリギリでしたが、池江師でなければもっと細くなってしまっていたと思います。ありがとうございました。


そして、何よりも池添ジョッキー。
10Rで6番で詰まりながらも馬群を縫ってイン付き敢行。この時点で、これは皐月賞は絶対にやってくれると思いました。10Rに乗っていたのは本当に大きかった。
そして、本番。素晴らしい。
何度もイメージした、思い描いていた通りのこれしかないという騎乗。
向こう正面で内に潜っていた時点で、もう喜びまくって飛び上がっていました。ありがとう!
道中もよく辛抱してくれました。早めに動くと聞いていた時点で心配していまいたが、最後まで馬群の中、最内で動かずに我慢。コースロスなく馬なりで持ったままコーナーを回りきってくれました(よくやった!)。
4コーナー回りきってから外に進路を探したようですが、一瞬の判断でまた内に進路を取ってサダムパテックと併走。この馬の抜け出すときの脚をを信じて最後までよく我慢してくれました。
そして、残り400で内に入った17番と外の2番の間に1頭分のスペース。ここしかありませんでした。


ここから数秒はもう普通の空間ではありませんでした。
他の馬はまったく見えず。オルフェーヴルの緑の帽子しか見えない。
もう我を忘れて「抜けろー 抜けろー」の大合唱。
あの時はハーツクライが粘る立場だったので
ハーツクライハーツクライハーツクライハーツクライハーツクライ」の連呼だったのですが、
今日は「抜けろー 抜けろー 抜けろー 抜けろー 抜けろー 抜けろー 抜けろー 抜けろー」の連呼。
5〜6秒の間に1000回は連呼したような気がします。
そのあと抜けてからも、気が動転して最後まで「抜けろー」と叫んでいました。
あ〜ノドが痛い。
ゴール後は一家で飛びはねまくり。あの時は子供は何が何だかわかっていませんでしたが、今日は一緒に喜んでいました(いいのか……)。
京都競馬場での大発狂でしたから、ずいぶん変な目で見られました。でも、良かった。本当に良かった。


今、目をつぶっても、抜け出すまでのオルフェーヴルの姿が浮かんできます。抜け出してからではなく、まさに抜け出そうとするその瞬間。全てが止まっているのに歓声だけが耳に聞こえているような錯覚。
それだけその瞬間、必死だったのでしょう。


今日は、この馬の運動神経? 一瞬で抜ける脚が最大限に活きました。そのあとの持続するピッチ+ストライドの末脚も大きな武器ですが、今日はあの抜けたところが最大のポイントでした。
それを活かしきった池添騎手の素晴らしい騎乗。
本当にありがとう。


ダービーについてお褒め頂いていますが、私自身もともと距離に疑問を持っているのと、今日の馬体がギリギリだったのと、ダービーでは別の競馬になると思っているのと、もう皐月賞を勝ってくれたというのもあって、少し冷め気味に捉えています。
もう3歳の時点では十分すぎます。ここまで考えていませんでした。あとはとにかく無事に、古馬まで走って欲しいという思いです。
こんなんでゴメンなさい……。