オークス ホエールキャプチャとピュアブリーゼ

ホエールキャプチャと池添ジョッキーには悪いですが、この出走馬の構成を考えれば、逃げると予想される馬を買うしかありません。とにかく、今日のオークスは前に行く馬がいない。しかも人気二頭は後方からの差し馬。
だから逃げるであろうピュアブリーゼの単勝複勝だけ買いました(池添J、ゴメンなさい)。
ピュアブリーゼはフローラSで3着とはいえ、勝ち馬とは差がない競馬。それなのに人気は数段落ちて、単勝で39倍。
大外枠でしたが、予想通り逃げて最後まで踏ん張ってくれました(2着だけど)。
思ったより速いペースで逃げましたが、それでも今の東京は行ったもの勝ちです。
強いのは二強と言われていても、先行馬がほとんどいないメンバー構成からは、ピュアブリーゼが一番買い目がありました。複勝で800(780)円。


これ、馬券自慢をしたかったわけではありません。
先週から繰りかえしているように、ダービーも全く同じ状況だということが大問題なのです。


オークスで逃げ馬がまんまと残っているのに、最終の芝レースも逃げ馬を誰もとらえられず。外に拡がった馬は全滅。7Rも逃げ切り圧勝。今週の他の芝レースも、本当に行ったもの勝ちの状態。ジョッキーも分かっているのでしょうが、どうにも出来ない状態なのでしょう。


来週……心配だなぁ。
オークスは逃げ・先行馬が少ないレースでしたが、ピュアブリーゼがやや速めに行って1000mを60秒7で通過。でも、ダービーはもっとスローでしょう。そして今日のように縦長にならず、団子濃厚。それでどうなるか? おそらく逃げ馬が馬券圏内に残るどころでは済まないでしょう。


池添Jのホエールキャプチャは出遅れましたが、変に控えることをせず一目散に内へ。中段のインにもぐり込みました。本当にあの時のデットーリかと思いました。そしてコーナーもイン。3コーナからは馬群の中ほどで、直線も大外でも最内でもなく、ちょうど真ん中。
出遅れはありましたが、その他はファインプレーで、あの出遅れから3着まで持ってきたのは池添Jの騎乗だと思います。
逆にマルセリーナは折り合いを付けるために後方に下げ、道中は動かず、4コーナー手前から大外を上がっていきました。今の東京の馬場は後方に控えて4角も大外回しでは届きません。
おそらく池添ジョッキーもそう考えているのではないでしょうか? そういう意味ではオークスホエールキャプチャは出遅れこそありましたが、内にこだわり、直線に向いてから外に出す、上手い乗り方だったと思います(最内にこだわる必要もありません。内から2〜3頭目→直線真ん中で上等でしょう)。
一点だけ惜しむならば、出遅れなければ、ホエールキャプチャも先行馬の直後につけられ、余裕を持って抜け出せたように思います。今日は皐月賞オルフェーヴルとほぼ同じ位置取りでしたが、ダービーではもう少し前目でないと厳しいと思います。
今日のホエールキャプチャの1000m通過は、おそらく62秒〜63秒。ダービーのペース、オルフェーヴルの折り合いともに、これでは厳しいと思います。61秒台がギリギリでしょう。勝ったエリンコートの位置ぐらいでないと難しいかもしれません。


とにかく、今日のオークスを見て、改めて、マルセリーナがやった無意味に控えてコーナーで大外を上がっていく競馬だけはやらないで欲しいと思いました。時と場合によっては意味があるでしょうが、今の東京は、わざと控えることは何の意味も持たない馬場になっています。一番人気だと安全策で安勝さんの競馬になるのも理解できますが、位置取りが後ろだと、どうしても早めに押し上げていくため4コーナーで外外を上がっていくことになってしまいます。
ダービーでは、もちろん折り合い優先は当然のことですが、その中でも出来るだけ前目の馬群の中で辛抱できるかにかかっているように思います。
でも、池添J、よく理解してくれてますよね。1番人気なんて気にするな(無理か…)。信じてあと一週間待ちたいと思います。

どうか無事にと願います。