オルフェーヴル 日本ダービー 勝ちました!

今、東京から帰ってきました。
ヘトヘトなので今日は簡潔に。とか言って長かったりして。
今日勝てたのは二点に尽きます。

まず、池添騎手すばらしい騎乗。何が素晴らしいか? 馬を信じたこと。馬を信じたことが勝因。
好スタートから、控えました。下げ過ぎかと思ったけど、折り合いが完璧。あれだけゆったりと走るのを初めてみました。最後も外でもなく内でもなく真ん中。4コーナー回るまでは中で辛抱。馬を信じてくれました。そして、根性で馬群を割りました。

二点目は、池江師と厩舎のスタッフ。仕上がり万全だった皐月賞の後。もう一度ここまで仕上げてくれた池江師と厩舎スタッフのおかげ。簡単なことではなかったはず。本当に感謝してます。


もうこの二点につきます。


私は4度ダメだと思いました。

一度目。早めの東京入り。なかなか寝付けず。朝も何度も目が覚めて、覗いた外の景色。明け方の大雨。ホテルの窓は滝のような雨粒で何も見えず。その時に、これはダメだと。オルフェーヴルが苦手かどうかよりも、ここまでの雨を見ると、なんとなくダメだと。

二度目は池添ジョッキーの悲壮な顔つき。いつものG1の緊張とは明らかに違う状態に見え、この時点で今日は気楽に観るべきだと思いました。

三度目は、黄色い帽子にパッチンされたとき。その時はどの馬かわからなかったのですが、黄色い帽子はわかりました。一度ではなく、2、3回されたように見えました(もちろん勝負事なので文句なし)。双眼鏡で覗いていたオルフェーヴルは、何度も絞められ、一度下がりかけたように見え、さすがに今日は伸びないと覚悟しました。善臣騎手は明らかに故意でしょう。でも、それだけ善臣騎手も勝ちたかったのでしょう。ダービーを勝つチャンス、それだけ必至だったのでしょう。それを跳ね返したオルフェーヴルと池添ジョッキー。素晴らしい。

でも本当に凄い闘志で、そのあと割りました。押されて絞められ、首が曲がりそうになりながらも本当に良く抜けてくれました。根性。一番年下の本当に小さい馬なのに、根性は誰にも負けてなかったということでしょう。ムチが入ってからは新馬戦と同じ。フットワークと回転が変わりました。


最後はウインバリアシオンに並びかけられそうになったとき。これは交わされるかと思いました。抜け出した後の内外離れた出し抜けに近い形で、普通なら完全に交わされるパターン。でも騎手も馬も凄い気迫。左ムチ連打連打。これだけのムチ連打も初めてでしょう。池添ジョッキーも馬も素晴らしい闘志と根性。最後はまた突き放してゴール。よく最後まで走りきってくれました。


ありがとう。池添ジョッキー、池江厩舎の方々。そして、いつも素晴らしい対応の白老のスタッフ。そしてオルフェーヴル。有り難うとしかいえません。

そして2着はハーツクライ。もう何もいうことはありません。