本年度出資馬 ① レンⅡ 10(父ダンスインザダーク) 音無厩舎

今さらダンス、そして補償廃止初年度世代なのに一口100万。
常識的にはあまり賢明な選択ではないかもしれません。ただ、ダンスインザダークとは個人的に相性は悪くないのと、何といってもレンⅡは名牝。
2年前、オリエンタルアートは日本を代表する名繁殖牝馬だと書きましたが、レンⅡはそこまでいかないにしても素晴らしい繁殖だと思います。
かなり昔のことですが、雑誌の取材で、東さん(社台F)が期待の繁殖を問われ「レンⅡという繁殖」「この繁殖は覚えていて下さい」というようなことを言われていました。その後、その言葉通りになるのか注目していましたが、本当に素晴らしいお母さん。重賞は勝っていませんが、まさに一口的な観点からは名繁殖だといえます。
ただ、やっぱり10番目の仔だし、父ダンスだし、高いですよね。でもいいんです。珍しく納得してます。


全姉のレインダンスは、1000頭以上いるダンスインザダーク産駒の中で30番目程度の収得賞金。これだけでも十分優秀なのですが、ダンスインザダーク産駒はとにかく牝馬は稼ぎません。その点を考慮してやると、この馬の収得賞金は牝馬では3番目。牡ならダイタクバートラムザッツザプレンティのそれに相当します。そう考えれば、やはこのお母さんは相当優秀で、他の産駒が全体的に走っているのも当然かもしれません。まあ、ただ最近の産駒は走っていませんので、あまり大きなことは言えませんが…。


馬体はどうでしょう? そんなに言われるほどバリバリのステイヤーだとも思えませんし、母系もマイルよりの馬を出すことが多い気がしますが、音無さんですし成長に合わせて上手くやってくれると思います。
そういえばレインダンスがいつも一緒に走っていたのがザレマ。同じダンスインザダーク産駒の出世頭だけにこの2頭の対戦はは妙に印象に残っています。そのザレマを管理していたのが音無師。そのあたりの記憶もレンⅡの10に惹かれた理由です。
この馬は、まずは、何とか一つ勝ってくれるかどうか……だと思います。
そう考えたら、やっぱり補償なしでこの価格は恐ろしいような(笑)
いや、笑ってる場合じゃないですね。

他の馬はまた後日。