エクスペディション 中日新聞杯 4着

昇級戦で初めての一線級との競馬でしたがよく頑張ってくれました。
今日の相手で4着なら上出来でしょう(今日の18頭は、ほとんどの馬がG3なら展開次第で勝ち負けできる馬だと思います)。
単勝2倍台の1番人気は……どう考えてもやりすぎです。

前走から+2キロ。馬体の仕上がりはまずまず。休み明けでここまで仕上げてもらえれば文句ありません。パドックではやはりチャカつきが目立ちました。他の馬の落ち着きとは雲泥の差でした。返し馬の入場も一瞬ひやっとしました。
レースは、ゲートの先入れで出遅れを心配しましたが、問題なく出てくれました。まわりの馬が飛ばして先手を取りに行きましたが、この馬のテンションを考えると、ここは折り合いに気をつけてジワっと1コーナーに向かったのは正解だと思います。
道中は9〜10番手とこれまでよりも控え気味で、欲を言えばコスモの位置をという感じでしたが、休み明けのテンションとかかる可能性を考えると、ゲームじゃありませんのでそんなに簡単に前には行けません。中段で折り合いに専念する騎乗で正解だったと思います。
向こう正面でも馬はかなり行く気を見せていましたが、ジョッキーが気をつけて上手く折り合ってくれました。
3〜4コーナー中間でダノンバラードゲシュタルトが上がっていくのに付いていこうと懸命に手を動かしていましたが、反応がにぶく付いていけませんでした。これでとは相手が違うのと休み明けの分反応が鈍かったのでしょう。
直線向いた時点でも反応が鈍く、これは8着くらいかと思いましたが、最後は一伸びして4着。
勝ち馬とは0.2差。4コーナー手前で手応えが怪しかった時点で前の3頭にはどうやっても勝てなかったでしょうから、この4着は今日としては最高の結果だと思います。外回してたら8着あたりだったと思います。


休み明けの反応の鈍さを考えると、十分によくやったと言える内容で、今日の競馬を見て今後も重賞で走っていける馬だと思いました。ゲームじゃありませんのでそんなにポンポン勝てるわけがありませんが、今日の内容ならそのうちチャンスがあってもおかしくないと思います。当方の希望は、「一発タイトルを獲ることよりも、長く期待のもてる状況で走ってくれること」ですので、今日のレースは嬉しいレースでした。3着なら次走からハンデが重くなった可能性もありますが、4着なら55キロの据え置きでしょう。
これからもゆっくりと成長をして欲しい馬で、来年を楽しみにしています。そのためにも、とにかく無事に過ごして欲しいと思います。