オルフェーヴル 有馬記念 その後 ドバイ遠征?

今日の運動は、もちろん有馬記念を見ながら。調子に乗ってすでに30回近く見てしまった……。
何度見ても、本来であれば完全に負けるパターン。
よくも、いえ、よくぞあの大外から追い込んで勝ってくれました。去年、松博さんが、有馬の敗因として「JCの降着のせいで最後外を回ることになったのがきつかった」と言われてました(そんなに無茶苦茶な外ではなかったのですが、それでも大きいということでしょう)。それだけあのコースで大外は厳しい。ハイペースで他の脚が上がっていれば別ですが、スローペースで各馬脚が残っている状態で、大外は本当に厳しい。昨日は、これでは最後まで伸びるのは難しいだろうと思いましたが、最後まで伸びてくれました。しかもエイシンフラッシュが馬体を併せに来たらまた一伸び。
この根性がこの馬の一番の武器でしょう。何度も書いてますが、ハイペースならハイペースになるほど良さが出ると思います。

いつも辛口な方なので、手放しでほめることはなかなかないのですが、昨日は本当に強かったと思います。

有馬記念の観戦記は、あとで自分が懐かしく思うためにも、詳しく書いておきたいのですが、今日は別の話題を。


今日の新聞。
『次はドバイも』の文字が載っていました。
もともと個人的にハーツクライの海外挑戦のイメージが常に頭にあるので、オルフェーヴルも来年はドバイからかなぁと思ってましたが、一応の予定で春は国内とお聞きし、池江先生のことだし国内専念には何か適切な理由があるんだろうなと思っていました。
先日、あるインタビューで、ドバイを使わない理由として
「他の古馬と違って、オルフェーヴルは、まだ気性的にも馬体的にも弱いところがあるのでドバイは使わない。とにかく凱旋門賞に一番良い状態で」という主旨の発言をされていました。
さすがだなぁと、とても感心しました。とにかく無理は禁物。春はドバイは使わず、国内専念でいっそうの成長を、そして凱旋門賞疲労を残すことなく万全の体勢でと安心していました。
そこへ来て、このドバイ報道。「欲ですかね」という師の言葉も一緒に載っていましたが、これまでの使わないという理由に全面的に賛同していただけに、少し複雑です。


もちろん池江師のことですから、無理はさせないのは百も承知していますが、ハーツクライの時は、有馬記念のあと、3月末にシーマクラシックを使って、そのあとは充電して7月末のキングジョージに直行でした。暑いドバイへの遠征があったということで、その疲労回復の完全充電の期間を設けるために、あのタフなコースを4ヶ月ぶりのぶっつけ本番。
簡単なようですが、ドバイを挟むとなるとそれなりの覚悟が必要になると思います。
もちろん一度輸送を経験させたいというお考えはその通りだと思いますし、とりあえず選択肢を広げるという意味での登録だと受け止めています。全ては池江先生のご判断ですから、どこへ決まっても応援するだけなのですが、個人的には「とにかく凱旋門賞へ万全に」という最初の方針にブレがないほうが良いように思います。

とかいいつつ、ドバイならわざわざオールウェザーを使うより、是非、2400mを我慢するシーマクラシックへ! それなら楽しみだなぁとか思ったりして、早速飛行機を調べたりしていますが……ブレまくってるのは自分ですね(笑)