オルフェーヴル 凱旋門賞挑戦

やっと正式に決まりました。
そして、前哨戦を使うことも同時に発表。
おおまかな出国のスケジュールと滞在先も明らかに。8月25日前後に出国、シャンティイの小林智厩舎に滞在予定。9月16日のフォア賞を使って本番の凱旋門賞へ。
やはり例年より少し遅めの出発で一安心。例年の8月10日頃出国の日程では、宝塚の激走を考えるとさすがに馬もきつかったでしょう。これでまだしばらくはオルフェーヴルもゆっくりできます。
(ただ、成田からの韓国経由のフライトということで、帰厩→栗東の検疫馬房→成田→韓国→パリ。ハードですがこなしてくれることを願うしかありませんね)

実は金曜日にクラブに問い合わせたときに、クラブの方も詳細は全くご存じなかったようなので(嘘をつくような方には思えない)、おそらくは、池江師の中でずっとあたためられていた構想だったのでしょう。
恥ずかしい話ですが、発表前から我が家はもうすでに凱旋門賞に向けて動きまくっていました。正式に決まったことで、やっと安心してて動けます(笑) でも、それもこれも全て無事であってくれたらの話。そして、海外に、ヨーロッパに馬を連れて行くということは本当に大変なこと。
外から考えているより、ずっと大変な挑戦でしょう。
最後の一幕だけ切り取ってあれこれ言うのは楽でしょうが、これからが本当に初めてづくしの、苦難続きの道のり。
そして、一番大変なのは、その大きな目標を知らないまま、人間の欲望のために、きつい輸送と環境の変化に耐えなければならないオルフェーヴル。それらを乗り越えて、アウェイでの最高峰のレースへ挑戦しなければならないオルフェーヴル。だからこそ、人間の思惑よりも何よりも、すべてをオルフェーヴルのために、馬のためにという基準で臨んでもらえると信じています。
(人の方も無茶苦茶大変ですが……)
どうか、馬が無事に、この大変な挑戦を無事に終えてくれることを願うしかありません。

※スミヨン騎手への乗り替わりと池添騎手については、また明日にでも。