オルフェーヴル 今夜成田へ 明日24日出国 & フォア賞に登録

今日は追い切り翌日なので乗り運動だけ。追い切り後も無事ということでホッとしました。もうそろそろ成田に向けて出発でしょうか? そして、いよいよ明日の朝エールフランス6775便で出国。


今日の新聞では大きな写真入りでオルフェーヴルの国内最終追い切りの様子を伝えてくれていました。有り難いことです。内容は戦闘モードに入って気迫十分というものですが、よく読むと、

・池江師「かなり遅くなったね。悪くはないけど」「戦闘モードに入った」
・馬体重、479キロで帰厩が一週間足らずで14〜15キロ減った(つまり465キロ前後、すでに輸送後の菊花賞出走時と同じ馬体重まで減)
・「向こうへ行くとどうなるか予想できない」
・輸送だけで少なくとも20キロの馬体減を見込んでおり、異なる環境への対応力は未知数
・「土曜(9月1日)に向こうで半マイルくらいはやるつもりだけど、天候や馬場コンディション次第ではできるかどうか分からないからね」。海外遠征に不測の事態はつきもの。どんな状況にも対応できるよう、ある程度つくっておきたかった」(報知)
・「実質2週前追いのつもりだったので歯車が狂ったかな」(スポニチ
・この日の追い切りが予定より軽くなったことで「どこかで1本分を取り戻さないと」(上2つ以外は全て日刊)


向こうへ行ってどうなるかわからないというのは、本当にその通りだと思います。予定通り行くとは限りません。だから昨日が大事だったと思います(ここは新聞を読むと師も同じ心づもりだったようで)。しかし、最後の「取り戻さないと」が一番恐れていたことです。
最初からギリギリのスケジュールを組んでいるわけで、どこかで遅れが出るのも考えられていたことでしょう。前哨戦は前哨戦と考えて、遅れを取り戻すための無理は避けて欲しいと思います。予定が狂ったり、スケジュールがきつかったりと色々あるでしょうが、現状で、いかに本番で少しでも力を発揮できる状態に持って行けるか。前哨戦はあくまでもそのためにステップレース。きっとそういう前哨戦にしてもらえると信じています。


馬体が減りすぎたのも想定外。急に暑いところへ帰って来て息つく暇もなく急激な環境変化。その影響もあるでしょう。そして、いまから一番きつい輸送を迎えます。普段は東京へ輸送するだけでも10キロは減るのに、今回は成田へ行って即フランスへ空輸。人間でもきつい行程ですから、当然記事にあるように20キロ減もありうるでしょう。
すでに菊花賞出走時の馬体重まで落ちているところに、さらに20キロ。となると440台半ば。上手くことが運んでそこまでは減らないだろうと楽観していますが、いずれにしても到着後しばらくは馬体を戻すことを優先しなければならないでしょう。そうなると、実質、到着後の調整は2週間程度。
前走後、まだ一本も強めの追い切りをこなせてないわけで、師の「1本分を取り戻さないと」というコメントもわかりますが、フォア賞までの調整期間も短く、前哨戦から本番への間隔もこの馬にすれば最短の中2週。スケジュール的にはあるゆる面で詰まっています。
だかこそ、前哨戦はあくまでも前哨戦として、どうか無理のないようにと願います。


昨日、その前哨戦であるフォアに登録されましたが、それは書類上のことで、気になるのはいよいよ今夜にせまった出発(もう出発してるでしょう)。韓国経由ですからシャルルドゴール空港到着は、現地時間の午後5時45分(日本時間26日午前0時45分)の予定。そこからまたシャンティへ移動ですから、日本時間で考えれば金曜の夜から日曜の明け方までかかる2日間の移動。


字面以上に大変なスケジュールでしょうから、帯同してくれるアヴェンティーノもスタッフも大変な二日間だと思います。とにかくすべて無事に。輸送後のフォア賞までの期間も長くはありませんし、入れ込みすぎず、体調を崩すことなく、馬体も減らさず……注文が多いですね……とにかく無事に、輸送が終わってくれるように願っています。