オルフェーヴル 凱旋門賞 2着

もうこれしか言う言葉がない。
オルフェーヴル格好いい! めっちゃカッコ良かった!!
みんなよく頑張ってくれました。
あの直線、本当にカッコ良かった。

夢にまで見た凱旋門賞の舞台。
そして何度も実際に夢を見たように、心配していた最後の直線抜け出してから内ラチ直撃(夢のシーンもちょうどゴール直前。それで大惨事になる夢でした)。大アクシデント寸前だったけど、でも何よりも、とにかくあの脚はカッコ良かった。
これ以上ない格好良さ。


去年の有馬記念では、当方が考えていたよりも数段上の、もう何も証明する必要のないくらいの強さを見せてくれました。今日は、もう数段上どころか、もうこれ以上考えられません。

ハーツクライキングジョージの時は、レース後悔しくて悔しくて、それが時間が経つにつれてその悔しさが嬉しさに変わっていったけど、今日はレース後からとにかく嬉しかった。もちろん勝ったと思って叫んだ時間が数十秒あっただけに、それが勝てなかったとなったときは「あ〜〜」とは思いましたが。でも、それと同時に即座に、それだけ叫べた競馬であったことが、オルフェーヴルの脚が、とにかく嬉しかった。


日本競馬の歴史を塗り替えることを願っていた多くの競馬ファンの方には申し訳ありませんが、当方は、もともと「凱旋門勝馬」の肩書きはこだわっていません。肩書きよりも、今日、2012年10月7日、異国の、世界最高峰の舞台で、最高の脚を見せてくれたオルフェーヴルの格好良さを目撃できて、こんなに嬉しいことはありません。
ロンシャン競馬場のスタンドから見る、4コーナーで大外を回りながらも、一瞬にして前を射程圏に捉えに行くあのオルフェーヴルの姿は最高に格好良かった。肩書きは三冠馬という肩書きで十分な肩書きをもらってます。競馬関係者にとっての日本の悲願も大切なことですが、当方としては、一生忘れられないこの舞台で、一生忘れられない脚を見せてくれたこと、そしてその瞬間を目に焼きつけられたことがとにかく嬉しい。
一番ロスがありながらも、最後の直線、日本での競馬と同じ鮮やかさで、いえ日本でのそれ以上の鮮やかさで圧倒的な脚、最高の脚を見せてくれたと思います。あの重い馬場で、あんな飲み込み方する脚を使うなんて想像もしてなかった(ラチ激突はなんども夢で見たけど)。
そして、同時にあの内ラチ激突の斜行。一気に抜け出してから一気に内によっていって追えなくなる、新馬戦と変わらぬ幼い気性(神戸新聞杯の時も菊花賞の時も池添騎手が何とかして激突しないように走らせていたと言い続けてきたとおり)。
でも、あの最高の脚と、一気の斜行で追えなくなる気性はコインの裏表。あれこそがオルフェーヴルなんだと思います。
とにかく最高にカッコ良かった。
でも、アクシデントだけは勘弁して欲しいと思います。どこまで行ってもこの気性で走る馬だと思います。これからも走り続ける限りどこまでも心配が続くでしょう。どうか何よりも無事にと願わずにはいられません(もう何かを証明するより無事であることが一番の馬だと思います)。
あとは、レース後も無事に。そして帰国できますように。
もう今日のオルフェーヴルは最高にカッコ良かった!


※ひとついうなら、スミヨン騎手。この馬は右回りでは抜け出してからすぐ内に行こうとするんだけど、途中でムチをを持ち替えたということは、そのあたりの認識が中途半端だったのかな?