ハーツクライ 種牡馬

先月のことですが、社台スタリオンステーションにお邪魔した時の話です。
今年の種付け数は90頭台(だったと思う)とのことで、予想していた通りに厳しい数字でした。
種牡馬入り3年目が一番下がりやすい時期ではありますが、やはり初年度の価格設定が高すぎたことが響いているように思います。


初年度産駒の評判は非常に良いのですが、一度付いたイメージ(お得感がない)はなかなか拭いがたいのでしょうか? またSS系大物産駒の飽和状態も影響しているのでしょうか? この先も産駒が相当活躍しない限り、種付け数の激増は望みがたい気がします。


初年度の繁殖ラインナップも、思われているほどには恵まれていません(クラブ馬のハーツ産駒だけを見ていると「すごく恵まれている」と思われるかもしれませんが、全体をみれば、初年度種付け料500万円の種牡馬としては少し見劣る状況です)
まあ、ディープと同期の種牡馬入りですから、本当の良血(産駒が走っていて適齢の繁殖)はディープに行ってしまうのは仕方ありません。それをどう克服してといくのかところだったのですが、いかんせん前納の初年度500万円は高額すぎたのかも知れません。質では遠く及ばず、数でも大きく見劣ってしまう状況ですから、今後も厳しい展開が続くように思います。