セントライト記念と神戸新聞杯

今週は中山でセントライト記念
来週が神戸新聞杯。残暑どころか真昼は酷暑の関西ですが、いよいよ菊の季節が間近になりました。
昔は京都新聞杯があって本番へという流れだったのですが、今は神戸新聞杯が最終便。
阪神と京都、舞台からして本番とどう繋がるのかという疑問も大きいのですが、今年はオルフェーヴルにとって、阪神2400mは一叩き以上の重要な前哨戦です。
というのも、菊花賞本番は「13秒台のラップが何度も出現するゆるい流れ」をいかに辛抱して折り合うかというのがポイントになるはずですが、阪神2400mは外回りだけあってスローになりやすく、おそらく13秒台が連続する場面が出現すると思われます。そういう意味では夏を越しての成長をみるには絶好の舞台といえるでしょう。


ただ、先日、秋が楽しみだと書いたハーツクライとレッドキャットの産駒、ステラロッサ
クラブによると神戸新聞杯ですと……。
おまけにギュスターヴクライも登録。
これでウインバリアシオン、ステラロッサギュスターヴクライと、ハーツクライの仔勢揃い……。
これまで100回くらい、ハーツクライの仔とオルフェーヴルが当たるのだけは嫌だと言ってますが、ことごとくぶつかっています。
おまけにキャロットのイグアスとカルドブレッサも神戸新聞杯のようで。
オルフェーヴルウインバリアシオンフレールジャッククレスコグランドショウナンマイティ
スマートロビンマイネルラクリマ、ステラロッサ、イグアス、ギュスターヴクライ、カルドブレッサ
すでにスプリングS以上ですね。相手的にはとても嫌ですが、それでも前述のように、ここは重要な一戦です。


3着までに菊花賞出走権が与えられるクラシックトライアルですが、オルフェーヴルはここで権利を取る必要はありません。そういう意味ではトライアルですらありません。でも、それ以上に、最大の課題である13秒台での「折り合い」という点において、オルフェーヴルにとっては本番前の大切な前哨戦です。とにかく無事に出走して出来れば折り合って気分良く走って欲しいと思います。