オルフェーヴル 宝塚記念 一週前追い切り その2

映像を見ました。
以前のような走りに戻っていることを期待していましたが、残念ながらそうは見えませんでした。
昨日の追い切りだけ見ると、どこが問題なんだと思われるかもしれませんが、阪神大賞典以前の追い切りと見比べると一目瞭然です。
まず、一目で分かる、首の高い走り。
これまで一週前追い切りを含めて十数本の調教VTRを保存してあるのですが、家族と一緒に比べて見てみました。「顔の位置が全然違うね…」。


行きたがっているときは頭の位置が高くて当然なのですが、今回は追われてからも好調時の沈むような感じにはなっていません。これまでの調教VTRと比べても、これほど最後まで頭が高い映像は初めて。
天皇賞前に指摘した弾むようなフットワークのなさは、少しマシになりましたが、以前と同じでまではいきません。良いときは、坂路のカーブを曲がった段階で、抑えきれないほどの手応えで弾んでいました。その姿がみられず、後脚の蹴りもこれまでより弱く感じます。低い姿勢にならないからか? 迫力もあまり感じませんでした。
大きな柔らかいフットワークで走りながら、追われると同時にピッチも速くなり、首も沈み込むようにして伸びるのが好調時の追い切りでしたが、この一週前追い切りは、時計こそ出ていますが、そんな好調時の姿とはほど遠いように見えます。体のボリュームがないというのもその通りでしょう。
時計はいいですが、やはり肉体面でも戻りきってない中、何とかレースに向けて仕上げているのだと思います。精神面に関しては、これはレースを走ってみないとわからないでしょうね。

師のコメントも「秋まで待てば戻せるとは思うけど、ファン投票1位だし簡単には出走をやめられない(日刊特集号)」「少しは着順は上げられると思う(今朝の日刊)」

うーん、それならやはり無理しない方が? と思いますが……。
ひたすら無事を願います。