オルフェーヴル 明日 宝塚記念

池添騎手が何気なくですが「最初は使うとは思わなかった」とコメントしているくらいで、もとの状態を考えれば出走自体が無理な話だったと思いますが、厩舎スタッフの懸命の努力で、ここまで来ることが出来ました。


土曜日は
23日 坂路 61.6 -45.1 -29.4 -14.6 
きれいな15-15。
厩舎のスタッフはみんな本当に最善を尽くしてくれていてると思います。
それとは別の問題として、「7割までは持って行ける」「秋まで待てば戻ると思うけど」「2位か3位なら休養させていた」「物足りない」と認めながらレースを走らせようとする師の選択コメントは本当に悲しい。結果がどうなろうと、そういう状態でみんなが目標にするG1レースを迎えることは本当に悲しい。新聞で何度もそのコメントを目にする度に悲しくなります。一口で熱くなったり怒ったりしたことは何度もありますが、悲しいと思ったのは初めてのことです。もうすでにこれだけ頑張ってくれているのに……。


それでも、出資馬が宝塚記念を走ってくれるということ自体はありがたいこと。走る以上、一走一走が大切な機会。
2005年の宝塚記念。追い込むハーツクライに声が枯れるほどの大声援を送っていたのを昨日のことのように思い出します。
その時、先に抜け出していたのは緑の帽子のスイープトウショウと池添騎手。
赤い帽子のハーツクライは半馬身ほど届きませんでした。
でも、とても満足でした。初夏になると、目の前で、懸命に緑の帽子を追いかけて最後まで伸びようとした、ハーツクライの姿を毎年のように思い出します。
今のオルフェーヴルに何かを望みすぎるのは酷かもしれませんが、せっかく走るのですから、少しでもそんな姿を見せてくれたらと思います。
ただ、やはり今回は何よりもアクシデントなく無事に走り終えることがまず第一。
どうか、何事もなく、レース後まで無事であることを願います。