オルフェーヴル 凱旋門賞その後 今日? 明日? 入国検疫明け

10月 7日 凱旋門賞
10月 9日 現地時間出国
10月10日 日本到着    白井の競馬学校で入国検疫
10月16日 ノーザンファームしがらきで着地検疫(3週間)

入国検疫は、今日か明日に明ける予定。そのあと3週間の着地検疫が待っています。
今日、入国検疫が明けたのならすでにノーザンファームしがらきのはずですが、無事に移動したでしょうか(指折ったら17日だったけど報道では16日)。
出国からここまで約二ヶ月(今でも出国の時のことを思い出します)。はたから見ているより何十倍も大変だったと思いますが、よく無事にここまで帰ってきてくれました。
あとはしがらきでリフレッシュしながらの調整。
次走予定が色々出ていますし、現実的には最低一度は走らなければならないとは承知していますが、個人的には、今年はもうゆっくりさせてあげて欲しいなぁ。
(出資や一口とは離れた、あくまでも個人的な希望です)


国内G1を盛り上げる使命もあるんだろうけど、今年はもっともっと大きな使命を背負って、国内でのG1の何倍もの熱い思いをすでに与えてくれたと思います。
春もフル回転どころか、阪神大賞典でのあの無理な競馬、そして調教再審査、その後のガタと春の天皇賞。予定になかった宝塚記念への強行出走。そしてほとんど息つく間もなく渡仏。前哨戦と、渾身の仕上げの世界最高峰のレース。去年の三冠からほとんど息をつかず、G1レースで頑張り続けてくれています。
そして今回はまた、空輸しての慣れない環境での検疫。
行って帰ってくるだけでも大変なのに、春一連の激走のあと、中期の滞在で日本中の期待を背負って2レースを消化。気候・環境も向こうと日本では大きく違いますので、その往復の変化による目に見えない負担もあるでしょう。
定石通り日本で走らなければというのもわかりますし(春に十分姿を見せてくれたけど)、多くの期待は嬉しいけど、あれもこれもと望みすぎるのは知らず知らずに負担を重ねていくことに繋がると思います。来年もということなら、なおさらです。
やっとノーザンファームしがらきへ戻ってこれたわけで、ここでゆっくりとリフレッシュさせてあげて欲しいなぁと思いますが、そういうわけにはいかないでしょうね。


とにかく、無事にこうして帰って来れて、入国検疫も予定では今日で終了。本当によく頑張ってくれました。そして、自分の下手な言葉では表現ができない、生涯の思い出と最高の一瞬を刻み込んでくれました。
海外遠征は言うほど簡単ではありません。家族をヨーロッパへ行っとでと送り出すのとは訳が違います。思ってももみないリスクがあり検疫もその一つ。検疫が完了するまで本当の意味での安心は出来ません。


ここまで無事にこれたのは、アヴェンティーノと素晴らしいスタッフ全員のおかげ。綿密な計画を立てて何度も往復して下さった池江師。現地に帯同してくれたノーザンFのスタッフ。小林調教師の協力。
すべての関係者のおかげ。でも一番お顔が浮かぶのは森澤助手。
森澤助手こそが、オルフェーヴルにとって代わりのきかない一番大切な人なんだと思います。オルフェーヴルオルフェーヴルが走る時代にあえた自分たち家族も恵まれていると感謝していますが、森澤助手に巡り会えたオルフェーヴルは最高に恵まれた馬だと思います。


今日か明日かわかりませんが、NFしがらきでゆっくり疲れをいやして欲しいと思います。