オルフェーヴル ノーザンファームしがらき 見学してきました

今日、ノーザンファームしがらきに行ってきました。
我が家には宝物が一つあります。
ハーツクライの1歳の時から引退する5歳まで、毎年夏に北海道で撮ってもらっていた、ハーツクライと家族が一緒に写っている写真です。
出資馬のすべてと、毎年の家族写真を撮っているわけではないのですが(ご迷惑ですしね)、何故かハーツクライは1歳、2歳と撮っていました。ダービー2着の3歳以降は、とくに夏の社台ファームで写真を撮って頂くのを楽しみにしていました。キングジョージ(今週ですね)のあと、来年があると信じて撮って頂いた写真が現役最後のものとなりました。
そして、その5年分の、大きく引き伸ばしたハーツクライと一家の写真は大切な宝物になっています。


オルフェーヴルもたまたまですが、当歳、1歳、そして去年のグリーンウッドで撮った2歳と、3年続けて家族写真を撮って頂いていました。ただ、この夏は放牧先が北海道ではなくノーザンファームしがらきに。
ご承知のようにNFしがらきはまだ見学不可だったので、今年は撮れなくても仕方ないとあきらめていました。
それが、先日、出資馬の見学解禁に。では、夏休みに入った最初の週にと、勇んでノーザンファームしがらきに行ってきました。

グリーンウッドとはインターを降りてからの方向がまったく違い、かなり迷いましたが、なんとか到着。山を丸ごと切り開いて作ったような、素晴らしい施設。しかも今日は気温23度と、まるで北海道にいるような感覚になれる場所でした(普段は暑いそうです…)。馬房も一杯でまだまだ拡張工事の最中のようでした。


到着してすぐ、クラブの方が謝られました。
「せっかく来て頂いたのに、オルフェーヴルは出すとテンションが高くなりすぎてしまうので馬房内でしか見学できなくなってしまいました」とのこと。先日の雑誌の取材で馬房に戻りたがらずテンションが上がってしまって大変なことになったので、ということでした。
私もその方がいいと思います。去年のグリーンウッドでのあの姿を思い出すと、頻繁に見学のために外に出すのはかなり危険だと思っていました(身の危険を感じたほどです)。しかも、今は新馬勝ちの直後とは状況が違い、何がなんでも三冠がかかった菊の舞台にゲートを進めなければならない馬。
預かって下さるノーザンファームしがらきとしても、まずは「オルフェーヴルを守る」ということが第一のはずで、馬房内での見学は賛成できる方針です。
毎年の写真は、馬房の前扉を半分開けてもらえ、それでまったく問題なく撮って頂けました。

厩舎長さんも、去年のグリーンウッドの厩舎長さんがそのまましがらきに移って来られたようで、これは大変嬉しいことでした。去年、素晴らしい対応をされており、オルフェーヴルがグリーンウッドからしがらきに移ることになったときには「あの厩舎長さんともお別れかぁ」と残念に思っていたのですが、今後も続けてみて頂けるようで、こんなに心強いことはありません。

さて、オルフェーヴルの様子ですが、それほどテンションが上がるということもなく、馬房の中ではリラックスして過ごしてるようでした。ただ、「外に出せ、出せ!」と、鉄柵に蹄を打ち付けようとしたり、馬房の扉を半分開けたとたん、虫除けにつるされているものを咬もうとしたりで、厩舎の方はヒヤヒヤされたと思います。
馬体も、毛づやが春先とは違ってピカピカに輝き、全体的にふっくらとした状態で、少し大きくなったように感じました。

ノーザンファームしがらきで調整されるのもあと一ヶ月ほどでしょうか? とにかく無事にこの夏を過ごして秋を迎えて欲しいと思います。