さいごに

そういう訳で、この日記の始まりから凱旋門賞まで、ダイジェストで観戦記を終えました。
オルフェーヴル凱旋門での、あの最高の一瞬。我が家の6年越しの願いは叶いました。願い続けていた、もうこれ以上ない最高の瞬間と姿を目にすることができ、この日記の役割も終わったと思います。
あと数日でジャパンカップだし、それまではと思ってましたが、もう二週間も観戦記を引っ張ってますし、一つのケジメ。
ここで、この一口日記を終えたいと思います。


二週間にわたって断片的に載せてきた観戦記。
まとまりがありませんでしたが、最後に一覧を載せておきます。

オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 準備〜渡仏編
その1 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121104/1352032460
その2 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121105/1352117496
その3 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121106/1352204233
その4 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121110/1352535909
オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 〜観光 前編
前編  http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121111/1352632477
後編  http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121112/1352718915
番外編 http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121113/1352806286
オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 〜ロンシャン競馬場 凱旋門賞当日
http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121117/1353135605
オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 〜ロンシャン競馬場 その瞬間
http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121119/1353323281


何とかオルフェーヴルの引退まではとも考えましたが、毎月着実にアクセスが増えている現状で、時には5000アクセスなど、思ってもみなかった事態になってしまっています(どこかにアドレスでも貼られているのかも?)。
ここは、我が家の、完全に個人的な「一口」に対する不満や喜び・考えを、ウサ晴らし的に書いていた日記ですので、中身は誰にでも好まれる内容ではありません。多くの方が不愉快に思われることを考えると、このアクセスの中では思ったことを書けません。大変残念ですが潮時なのでしょう。


この先、オルフェーヴルがあと何回走るかはわかりません。それが何回であっても、とにかく無事に、アクシデントなく無事に走り終えて欲しいと思います。いつもいうように勝ち負けはその時々。一戦ごとに結果で馬への気持ちが変わるよなことはありません。でも、阪神大賞典の、頭が真っ白になった、あの瞬間のような気持ちはもう二度とゴメンです。勝つよりも負けるよりも騒がれるよりも、これが何よりも大切なことです。
この馬は、ちょっとやそっとのことじゃできない、最高のチャレンジを見事にやり遂げ、一生忘れることのない最高の瞬間をこの目に焼き付けてくれました。
これから先、池添ジョッキーのプレッシャーは大変だと思いますが、レースはそのとき次第、数字ではなく、生身の生き物が、活きているレースに臨むわけですから、色んなことがあるでしょう。とにかく無事に、全てのレースでアクシデント無く走り終えて欲しいと思います。
そして、大きな意味で、オルフェーヴルの今後のすべては、ジョッキーよりもクラブよりも、池江さん次第だと思います。どうか大事にしてあげて欲しいと思います。


心残りなのは、これまで知り合った方にろくに挨拶も出来なかったこと。それと、今までの経緯から、日記を公開しているあいだの方が、明らかに(段違いに)我が家の出資馬の成績が良かったことが、気がかりきといえば気がかりです。せめてオルフェーヴルが現役のうちはとも思ったのですが、もうすでに引っ張りすぎるくらい引っ張ってますので、ここで終わります。
といっても、他の馬のこともあります。
どの馬も無事に走って欲しいし、またあれこれ述べたくなることもあるでしょう。アクセスが減ってくれたり、時間が経ったりして状況が許せば、あるいはどうしても何かを自慢したくなったら、また再開? 別の形で? どこかで? 同じよな日記を公開することもあるかもしれません。もし、そういうことになって、またご縁があればよろしくお願いいたします(不愉快な思いをされた方は検索・訪問されないことをお勧めします)。

長い間、ありがとうございました。

オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 最終回 その瞬間

パンフ!


場内。非常にコーナーが大きいコース。仮柵を取り、しかもコーナーが大きく内ラチ沿いをロスなく回ることが要求されるコース。オルフェーヴルは大外枠から、いったん内の方へ行って、また大きなコーナーで大外を回って、また内ラチまで行って……凱旋門賞全出走馬のなかで、間違いなく断トツの走行距離でした。よくあれだけの走りを見せてくれたと思います。

馬場仮柵あり。フランスの雨の量は日本よりかなり少ないのですが、自然のままで乾きが遅い印象。前日も大雨というより普通のしとしと降る感じでした。当日、素晴らしい晴天にもかかわらず、ずっと重い馬場のまま。路盤も含めて日本とは根本的に構造が違うのでしょう。

下の写真は仮柵なし。仮柵が外されてからは、ほとんどの馬が痛んでない綺麗な馬場を通ることになります。この日はG1レースが多く、白熱したレース展開を……と思っていたのですが、1Rからほとんどが先行・前残りばかり。500m以上ある直線ですが、今の東京競馬場に輪をかけたようなインコースを通ったもの勝ち。ロスなくインの好位を進まないとどうにもならない馬場でした。後方一気など論外だという印象で、だからこそ凱旋門賞はまさに「あ然」とする直線でした(最後の斜行以上に、あの脚は本当に考えてもみなかった異次元の脚)。


ゴール板(何着でここに帰ってくるか……というか、何事もなく無事にゴールできますように)


オルフェーヴル! ついにこの瞬間(最高の瞬間の一歩手前)を目に。

すばらしい筋肉なのですが、出てきた瞬間「太い!」と言ってしまいました。菊花賞もこの日も太く見えました。でも菊花賞もこの日も強い競馬してるので、私の基準がおかしいのでしょう。「太い!」以外は本当に素晴らしい仕上がり。もうボコボコ筋肉が張り付いた状態。これは池江師と全スタッフのお陰。本当に素晴らしい究極のオルフェーヴルと最高の陣営でした。だからこそ、帰国後、筋肉の落ちたオルフェーヴルには時間をあげて欲しかったかな。


フォワ賞前からの願い
・「使って仕上がる前哨戦」。まさにそういう前哨戦をへて、本番では最高の仕上がり。これは陣営の努力のたまもの。
そしてもうひとつの願い。
・「ガチンコの流れ」。フォワ賞では行きたがってました。そのフォワ賞の後からずっと願っていたのは「ガチンコの流れになること」。当日はまさにガチンコの流れ。
レースはスミヨン騎手も上手く折り合わせてくれましたが、何よりもに助かったのはガチンコの流れ。

「展開」というよりは、オルフェーヴルにとっての永遠の課題、「折り合い」。そのためにも必要なのはオルフェーヴルがスムーズに伸び伸びと走れるガチンコの流れ。凱旋門賞本番は、まさにその流れになってくれました。
道中は多少行きたがっても、ほぼ気持ち良さそうに伸び伸びと走っていました。前哨戦はぎこちない走り方でしたが、本番は、直線も重心の沈む素晴らしい走り。池江師が普段付かないところに筋肉が付いてきたと言われていたように、オルフェーヴル自身の適応力も大きかったのだと思います。


・レース後ゴール板 よく無事にゴールしてくれました。

・よく頑張りました。この数分前、最高の瞬間でした。

戦い終えて、夜のオペラ。ありがとう。


レースに関しては、
http://d.hatena.ne.jp/oumani-hamaru/20121007
をご覧下さい。当日の熱い思いは、今言葉にするよりも、その時の気持ちが全てです。


後日談として、ずいぶんとスミヨン騎手への批判を耳に(目に)しました。
批判の主な内容は「抜け出すのが速すぎた」「内に切れ込ませすぎた」という点でしたが、前者に関しては、いつもいうようにレースは生き物。その時その時で瞬時の判断の中から最善の選択をしているわけで、あそこで前を捉えに行くべくゴーサインを出したことについては、責める気は全くありません。大外枠になってしまったことも、乗り方が限定されてしまうという意味では大きく響いたでしょう。これは仕方ありません。むしろ、問題は追い出しのタイミングではなく、大外から内ラチまで斜めに飛んでいってしまったことです。でも、これとて責める気はありません。あのレース後の、天を仰ぐようなスミヨン騎手の姿を見れば、彼がどれだけオルフェーヴルを勝たせたかったか、勝たせようとしてくれていたかは、誰の目にも明らかです。
あの姿を見れば、「スミヨン、ありがとう」としか言いようがありません。
そして、レース後、あの強気なスミヨン騎手が「最後の最後で言うことを聞いてくれなくなった」と、済まなさそうにテレビのインタビューで(関テレの凱旋門賞特集……素晴らし特集でした)語っていました。
その通りだと思います。イージーだと言い続けたスミヨン騎手ですが、最後にまさに「オルフェーヴル」を思い知った。オルフェーヴルはそういう馬なのです。あの信じられない一瞬の脚も、内ラチ激突も、まさにオルフェーヴル。事故がなかったことに感謝しなければなりません。


先日、阪神大賞典の逸走(それ以前、スタンド前からの制御不能状態)も、凱旋門賞での大外を抜け出してからの内ラチ一直線も、けっしてジョッキーのせいではなく、オルフェーヴルがそういう馬なのだということを書きました。ジョッキーのせいでも陣営のせいでもありません。デビュー戦でのとんでもないレース以来、二年間、一戦一戦、池添騎手も陣営も、この馬が走る度に苦労して下さいました。
出遅れる、行きたがる、折り合いに苦労する、ふくれる、ささる。デビュー後からずっと取りあげてきたこの馬の気性。マシになっているようには見えますが、よくレースを観れば、「出遅れる、折り合いに苦労する、ふくれる、ささる」。これらが出なかったレースの方が例外だと言えます。実際に、上記の癖がどれも出なかったのは、皐月賞宝塚記念くらいでしょうか。勝ったダービー・菊花賞神戸新聞杯にしても、あれだけ外を回っているのに最後は内ラチ近くまでささっています。スプリングSもそうです。有馬記念も勝ちましたが、出遅れて、最後は切れ込んでトーセンジョーダンに迷惑をかけています。
本質、幼い気性はそのままで、大きな大きな存在になったオルフェーヴル。なるべくそれが出ないように乗るしかない馬。池添ジョッキーももちろん分かって細心の注意を払って操縦してくれています。
もちろん、いくら細心の注意を払おうとも、やはり枠順・流れの影響は受けますので、これからも思い通りにならないことも多いと思います。
個人的には、この馬が悪癖を出さず、最後までスムーズに走った数少ないレースは、いずれも、極端な位置でなく、馬群の中で、最後も大外でなく馬群の中を抜け出してきたレースだと思います。皐月賞宝塚記念。中段から、馬群の中で見事に折り合い、大外ではなく馬群の内目を回って、馬ごみの中を抜け出し、最後まで真っ直ぐに走り抜けました。逆に、大外を回った上記レースは、すべて内に切れ込んでいます。これだけ顕著だということは、大外から一気に伸びて一気に視界が開けて他の馬が見えなくなってしまった(1頭になった)ことも大きいのでしょう。
もちろん、勝たねばならないという立場もわかりますが、出来るだけ極端ではない競馬をしてあげて欲しいと思います(最後は、今後に向けての余計な話でしたね)。


凱旋門賞に戻ります。
最後に、一つだけ自慢させて下さい。


月刊『優駿』11月号で凱旋門賞レポートを書かれた石田氏が以下のように書かれています(9ページ)。
「現場で体感した末脚の勢いは映像を通じて見たそれよりはるかに強烈で、「勝負は決した」としか思えなかった。ゴールまでの残る十数秒間はただただ、爆発的な歓喜に浸っていればいいはずだった」


私も、テレビで後から見たオルフェーヴルと、あの瞬間・スタンドの上から見たオルフェーヴルの脚は、全く別ものに感じています。もちろんテレビで見る脚も凄いのでしょうが、スタンドから見た脚は、これまでの人生で見てきた競馬とは全く別の、異次元の脚に映りました。
ほとんどの方が日本で映像を通して応援せざるをえないわけで、現地現地と強調するのもどうかと思うのですが、何十時間の輸送を辛抱したことに免じてお許し下さい。
あのすべてを一気に飲み込んで抜け出したときの衝撃は、テレビ映像を通してみるそれとは、まったく異なる、異次元の「体感」でした。


何度もいうけど、一生いい続けると思うけど、あのスタンドからみたオルフェーヴルのあの信じられない脚は本当に格好良かった。映像を見ても一頭だけ別次元の脚で全馬を飲み込んでいったのは分かりますが、現地のスタンドからみたその光景は、もっと凄まじい体感で、「こんなことが起こりうるんだろうか」という夢のような、最高に格好いい姿でした。


目をつぶるといつも思い出した、あのアスコット競馬場でのハーツクライの抜け出そうとする脚。そして抜け出してからの頑張り。
あれから6年。願い続けた夢の舞台。もう一度なんてないだろうなぁと思っていたけど、叶えてくれたオルフェーヴル


今目を閉じても、あの日の、あの瞬間の、あの信じられない脚を使うオルフェーヴルの姿が浮かびます。


どちらが上とか、比較などではなく、6年前のあの夏に、「なんとしても、もう一度! いつか必ず」と思ったその気持ちは、今はもうありません。
本当に最高の瞬間を、一生涯、目を閉じれば、いつでも浮かんでくる最高の姿を、あの日のオルフェーヴルはまぶたの裏に刻み込んでくれました。
最高の瞬間。求めていたものはその姿でした。肩書きが加わるかどうかは、私たちにとっては、もはやどうでもいいことです。
ありがとう。オルフェーヴル
2012年10月7日。オルフェーヴルがプレゼントしてくれたのは、我が家にとっては、なにものにも代えることのできない、最高の瞬間でした。

マイルチャンピオンシップ サダムパテック 1着

去年の春までは何かとオルフェーヴルと一緒に話題になったサダムパテック。今回のマイルチャンピオンシップの記事でも、去年の春はオルフェーヴルの2着という話が何度も載っていました。
今日は昨日の雨の影響で馬場が悪く、ここまで内が悪ければ外で決まるだろうと見られていたのですが、それでも競馬は内(馬場の悪い京都でさえこれですから、今の特殊な内しか伸びない東京競馬場の馬場で、来週はどうなるの? と思ってしまうところ)。


内枠からロスなく乗られて、直線も外に出さず内で辛抱して抜けてきたサダムパテック武豊騎手が、ロスなく回って溜め効いた分、最後の最後で前に出ました。内を狙っていたという武豊騎手もさすがでした。
競馬はコーナーを回る競技です。
競馬は内ですよ〜。外から決まる鮮やかさと、内で詰まったときの印象の悪さで、「外を回せ」と言われますが、競馬は内。とにかく内(もちろん例外はあります)。
一口を長くやるにつれ、馬券圏内に来た馬の鮮やかさよりも、全馬の着順に視点の中心を移すようになります。そして内で辛抱することの大切さが身にしみます。


今日は最終回の予定だったのですが、一日延びてしまいました。

オルフェーヴル 凱旋門賞 観戦記 ロンシャン競馬場


決戦の朝。オルフェーヴルのために? 金色に? 輝く? 凱旋門


出国までがとてつもなく長く、現地に来てからは観光にお付き合いしつつも、頭はオルフェーヴル凱旋門賞のことで一杯。
ただ、現地で来たが故に、かえって落ち着いてその瞬間を迎えられた気がします。

凱旋門賞前々日。このまま落ち着いて我々も気負いすぎることなく当日と迎えられそうだなぁと思っていたら……観光から帰ってきて、ホテルで驚愕の事実が。
いつもG1の枠順はドキドキしながら、1枠から順に「内だよ〜」と見ていくのですが、まったく内が当たってくれず、落胆してばかりのオルフェーヴルの枠順発表。
しかし今回はさすがに余裕しゃくしゃく。春にあれだけまさかまさかの大外連続。宝塚も十分、外。そしてフランス初戦のフォワ賞も大外の洗礼。これだけ続いていれば、今度ばかりは内の絶好枠。
いや、今までの外枠だらけのオルフェーヴルの枠運? は、きっと、この大目標で絶好枠を引くためのもの! 内枠が好走の必須条件である凱旋門賞へ向けてのもの! ここは間違いなく余裕の6番以内だから……と信じ切って、内からスクロールして見ていくものの、『Orfevre』の名前が見あたらず。
焦りながら半分過ぎた当たりで、まさか? の予感。
そのまさか! でした。
ご存じの通り、大外枠。しかも18頭立ての18番枠。
当時も書きましたが、これまでの道のりを考えると、全てはここへ向けての準備であったことを考えると、「決まったものは仕方ありません」とはとても言えない心境でした。
もう絶句状態。言葉ではとても言い表せない、どうにもならない気分。

しかし、はたで見るものの気分がいかようであろうとも、時は過ぎ、当日はやってきます。そのあいだも、黙々と現地で苦労しながらオルフェーヴルに携わって下さる方々に感謝しながら時を過ごすしかありません。


そして迎えた当日の朝。ここまで来て大外……という思いは完全には消えませんでしたが、最大限、頭を切りかえていざロンシャンへ。せっかくの大舞台。一年越しの? いや六年越しのその瞬間を目にすることができるまで、あとわずか。


あの! 風車(ムーラン)。

ここで本当に感慨深い思いになり、レース前ですが、「オルフェーヴル、ここまでよく頑張ったなぁ」「よくここまで来たなぁ」と、感涙にむせびそうに。大げさですが。でもレース前よりも、レース後よりも、今までテレビでしか見たことのなかった凱旋門賞スタート地点のこの風車(ムーラン)を見たときが、一番しみじみとした気分になりました。

発走地点近くからのロンシャン競馬場

入口。いたるところに冠名の「カタール」の文字が。世界各国、10億人が観戦するといわれる凱旋門賞。凄い宣伝になっていると実感。

オルフェーヴルのタオルを販売中の現地のお姉さん?

ペリエかな? それにしても、オルフェーヴルの気性にとっては嫌な感じのパドック。本当によくぞ当日は落ち着いてクリアしてくれました。

凱旋門賞といえば、この帽子! 確かに目立ちます。ただ、帽子がクローズアップされますが、こういう帽子の方は本当に数えるほどでした。

ニッポンの有名人。ロンシャンまで来て有名人かよ、とは思いませんでした。はるばるロンシャンまで。きっとオルフェーヴルの応援。嬉しかったです。

これです。凱旋門賞の優勝トロフィー。これは確かに惜しかった。勝てばあとからたっぷりと記念撮影できたのですが。でも、その前にたっぷりと記念撮影しておきましたよ(笑)


だいぶ前から始めた観戦記ですが、出国までが無駄に長いのと(実際にこれが一番長かった)、出走馬の情報を挟みながらのUPでしたので、ちょうど二週間かかってしまいました。やや途中ダレた感じもありますが、今日と(たぶん)明日で全て終了。ここも役割は終了。明日までとなります。

レニンフェア 3着

よく頑張ってくれました。
馬っぷりは相変わらず良く、体も少しは絞れた感じでした。
結果は3着。
着順だけみれば大健闘ですが、ただ競馬の内容は最悪に近いもの。
レース慣れと、デムーロ騎手が二回目であることを見込んで、今回こそはゲートを決めてくれることを願っていましたが、お決まりの出遅れ。
これは今後も厳しいでしょう。その時点でのロスがあるだけでなく、もっさりとして二の脚もつきませんので、枠順に関係なく、毎回最後方付近からの競馬になってしまっています。
その後も、行きたがったりふらついたり、スムーズではない走り。
大型馬で、向こう正面から外に出して、コーナーで外を上がっていくのもいつも通り。3コーナーでは少し辛抱して大外には行きませんでしたが、4コーナーでは相変わらず超大外。出遅れて二の脚がつかない時点で、こういうロスの多い競馬になるのは仕方ないでしょう。
着順よりも、三戦目でも出遅れが響くレースしかできなかったという事実の方が大きいと思います。
ただ、2歳の時点でこうして無事に三戦使えたというのはありがたいこと。
この後は、山元に長めの放牧でしょうか。春になって馬が良くなって来てくれればと思いますが、それ以上に出遅れから同じような内容が続くのであれば、一つ勝ち上がれたとしてもその先は厳しいと思います。
レース後も無事でありますように。
※グリーンウッドに放牧予定とのこと。

レニンフェア 2枠2番 確定

明日のダート1800mに出走。
ここで内枠。
外続きの我が家でしたが久しぶりの内枠。来週も、是非真ん中より内の枠でお願いします。
さて、レニンフェア。ブックの印は意外と付いてますが、前走もまったく相手にされてないレースでしたのでどうでしょう。
調教も、相変わらずラスト1F14秒台では……。
ただ、前走は出遅れてなければ掲示板はあったかという内容で少しだけ見所がありました。
デムーロ騎手も二戦目。なんとか好発を決めて、なるべくロスない競馬をして欲しいと思います。
中1週ですので特にレース後まで無事に。
無事に少しずつ慣れていってくれたらと思います。

オルフェーヴル ジャパンカップ 一週前追い切り映像

映像を見ました。
宝塚記念前よりはずっと良く見えます。でも、過去の追い切りを含めてVTRで連続再生すると、阪神大賞典以前とは重心も迫力もだいぶ劣るように見えます。宝塚はそれでも勝ったから大丈夫? 今回は過程も状況もこれからの輸送も全く違いますので単純に当てはめるのは難しいでしょう。
でも、まずますと言ったところ。一年越しの大目標で、あれだけの走りを見せてくれたあとなのに、本当によく頑張ってくれています。


オルフェーヴルも生身の生き物。特殊な状況でタイトな日程の中、そんなに簡単に人間の思うようにはいかないでしょう。あとは人間の側で、どういう選択をして、どれだけ大事に考えてあげられるかだと思います。

とにかく無事にと願います。